高齢者と老化について諸症状により解説

  • 2月 24, 2021
  • 9月 13, 2021
  • 医学
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高齢者とは 

暦年齢が65歳以上の人(ただし、今後変更される可能性がある)      

前期高齢者 → 65~74歳まで     

後期高齢者 → 75歳以上        

 

老化とは

 特別の定義はないが、「加齢に伴う機能の低下」ととらえることができる  

なぜ老化するのか?   

以下の3つが要因となっている。

プログラム説

老化の過程がプログラムされている   

エラー蓄積説

細胞内のDNAやRNA,タンパク質にエラーが蓄積する   

体細胞廃棄説

体のエネルギーのバランスを取る過程で体細胞が使い捨てになる老化 

生理的老化

 加齢に伴い多くの人に見られ、年齢相応な自然な老化

病的老化

 比較的少ない人に見られ、年齢不相応で不自然な老化

 例)骨粗鬆症:骨の老化は誰にでも生じるが、年齢不相応に骨量が減少する

精神面の老化

認知機能記憶、判断、学習、言語機能などを含む精神機能の一部   

認知機能よりは加齢の影響を受けにくいとされている 

抑うつ傾向では感情の起伏の増大 ⇔ 感情表現が乏しくなる 。

高齢者の特徴

①さまざまな状態の機能が混在している    

・低下していない機能    ・老化により低下した機能    ・疾患により低下した機能 

②身体・精神・生活の状態が相互に影響しやすい   

③恒常機能が低下しやすい  

④死を迎えつつある

身体・精神・生活の状態は、相互に影響している高齢者疾患の特徴 

①症状が非定形的であることが多い 

②複数の疾患を伴っていることが多い 

③精神状態が現れやすい 

④治療に反応しにくく、治療が長期化しやすく、障害を残しやすく、死に至りやすい

高齢者の喪失体験

 全ての高齢者が体験する

①身体および精神の健康を失う  

②経済的自立を失う  

③家族や社会とのつながりを失う 

④生きる目的を失う 

これらのような喪失体験を乗り越え、適応していくのは老年期の課題のひとつである。   

 → 乗り越えられないと、抑うつや社会不適合が生じる

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