今回は小スペースで活躍するコンソールテーブルを紹介したいと思います。
これまで紹介したウォールシェルフなどと比べると専門的な道具が必要になりますが、基本テクニックを押さえることで誰でも簡単に作ることができます。
道具
- 鉛筆
- ダボ切りノコギリ
- 電動ドリルドライバー
- 下穴用ドリルビット3mm
- ダボビット8mm
- 木工用接着剤
- 紙やすり
- 木ねじ(3.8×50mm) 32本
- 木ねじ(3.3×41mm) 10本
- ダボ(8mm) 32個
材料(天板以外は杉材を使用)
- 天板:15×250×950mm
- 脚:42×42×700mm 4本
- 補強材:42×42×110mm 4本
- 幕板:27×42×460mm 2本
- 渡材:42×42×460mm 2本
いきなりですが、完成図を先にお見せします。
もし作り方を迷ったりした際はこの完成図に立ち返ってみて下さい。
作り方
①脚に下穴をあける
まず足(材料の画像で一番右の長い木材)に下穴用ドリルビットで穴をあけます。
穴をあける位置は下から2cm、横から1.5㎝離したところです。
これを4本全て、裏表に行います。
②ダボビットで穴をあける
次にダボビットで穴をあけます。
ダボビットは下穴用ドリルビットのように裏表ではなく、片面にのみ行います。
ダボビットはドリル穴の上からあけます。
③もう一カ所脚に穴をあける
穴をあけてない反対側の端から9㎝の位置に穴をあける。
穴をあける位置は同様に横から1.5㎝離したところです。
④補強材に下穴をあける
補強材にも下穴をあけます。
この補強材は先程の脚パーツとくっつけますので、下穴は先程脚にあけた穴と一致するようにあけます。
4本全てにこれを行います。
こちらにはダボ穴をあけません。
④脚と補強材を木ねじで固定する
脚のダボ穴がある側を外側にし、図のように補強材をボンドにくっつけます。
固まったらダボ穴に木ねじ50mmで固定する。
これを2セット作ります。
⑤自立することを確認する
ここで自立しなければ脚底を削ったりして調整しましょう。
⑥完成した脚に幕材と渡し材を取り付けるための穴処理をする
画像のように完成した脚の中央付近に下穴用ドリルとダボビットを使って2カ所穴をあける。
渡し材を設置する場所は特に気にしなくてかまいませんが、穴をあける際は横1.5㎝あけましょう。
幕材の説明ですが、私のミスで取り付ける部分が見切れていたので次の⑦の工程で説明したいと思います。
これを2セットとも処理します。
⑦幕材と渡し材を固定する
写真の脚の中央付近に立ててあるのが渡し材、その右端にあるのが幕材です。
⑥の工程で説明できなかったのですが、幕材を固定する部分にも渡し材と同様の穴処理を行います。
脚の組み立てと同様に、まず接着剤で固定し、その後木ねじ(50mm)で固定します。
⑧土台完成
これで土台が完成します。
ここでもう一度ガタつきがないか、歪みがないか確認しましょう。
⑨ダボ処理
木ねじを打ったところには穴があいています。ここにダボを押し込み、はみ出た部分をダボ切りノコギリで切ります。
ここは面倒ならしなくても構いませんが、しっかり処理することで見栄えはグッとよくなります。
⑩天板と土台を固定するために下穴ドリルで穴をあける
画像ではやや分かりにくいですが、画像のように10カ所穴をあけます。
ポイントですが、両端20㎝より内側で穴をあけましょう。
⑪完成
最後に土台と天板を先程あけた穴に木ねじ(41mm)で固定し、完成です。
まとめ
どうでしょう?一見専門用語も多く難しそうですが、作業自体は繰り返しがほとんどです。余裕のある方は、さらに塗装をすることでよりアンティーク感を演出することができます。
また今回紹介した材料や道具を全て揃えるとなると金銭的にも大きな出費ですが、一度道具を揃えれば、壊れるまで使えるので次回からDIYをする際、木材だけで良い場合もあるので安く済みます。この机も材料費だけなら3000円程度で揃えることができました。
今後もこうした挑戦しやすいDIYをご紹介していきたいと思います。