アメリカの介護保障について
Q1.アメリカの介護保険は?
A.1ないです。代わりに公的医療保険を利用する。
Q.2アメリカの公的医療保険には何がある?
A.2メディケアとメディケイトの2種類。
Q.3メディケアとメディケイトの提供サービス、運営元、財源は?
A.3メディケアは、主に入院サービスを提供するパートAと、医師の診察サービスを提供
するパートBからなり、両方とも国が運営している。
パートAは強制加入で社会保障税を財源としており、パートBは、任意加入で財源
は、保険料と国庫負担である。
メディケイトについては、各州が運営し財源は州の負担及び国庫補助となっている。
Q.4日本とアメリカの保険制度の比較とその問題は?
A.4 日本とアメリカの医療保険制度について比較すると、日本では国民皆保険が実現して
いるが、アメリカでは約14%の人びとがどの医療保険にも加入していない状況にある。
理由としては、アメリカは高額な費用が必要な民間の医療保険加入者が多く、保険料
の支払いが困難な中・低所得者などは保険料が支払えないことがあげられる。つまり、
何らかの病気や介護を必要とした際に、適切な支援を受けられないということである。
Q.5保険料の支払いが困難な中・低所得者などへの対策は?
A.5オバマケアである。オバマケアは、こうした問題を解決するために、保険料の支払い
が困難な低所得者には補助金を支給することで、誰もが適切な医療を受けられるよう
にすることを目的に、病気の早期治療や予防による医療支出の抑制も狙う制度である。
Q.6問題を制度以外に解決する方法は?
A.6アメリカ人の地域性を利用することがあげられる。現在、アメリカの介護の担い手は、
家族や知人が多数となっている。この知人や友人が多い点がアメリカの地域性におけ
る特徴である。この地域性を生かし、高齢者介護支援の大半をになっている民間部門
が地域の高齢者とその介護に担い手が気軽に参加できアクティビティが重要になって
くるのではないかと思う。つまり、日本における地域包括ケアシステムの考えを利用
することといえる。